プロゴルファーにはキン肉マンはいません、
日ごろからゴルフ練習場にはよく行っているのに、
ヘッドスピードが上がらないのはなぜでしょうか?
多くのゴルファーは体の回転速度を上げてスピードを上げようとしますが、思ったほど上がらないのが現実です。
連続で素振りをやってみるとわかりますが、体を回そうとすると速いテンポでクラブを振ることはできません。
腕を速く振れば、テンポは速くなり、クラブヘッドも加速します。
体を回すことも必要ですが、腕を振ることに集中することで、球がつかまるようになり、ヘッドも走ります。
ゴルフクラブの5番アイアンと野球のバットをくべてみると、5番アイアンの方が速く振れます、それは5番アイアンの方が、細くて軽いからです
軽いクラブを使って思い切り振る練習をすれば、負荷が減っている分だけスイングスピード(筋速度)が上がり、それに比例してヘッドスピードも上がってくるのです。
では、軽いクラブさえ使えば誰でもヘッドスピードが上がるのか?
軽いクラブでヘッドスピードを上げるための注意点は、
軽くても手打ちにならないこと。重いクラブを振った時のように身体をしっかり使ってテークバックし、フィニッシュまで振り切ること。まず、これがちゃんと出来ていないと、軽いクラブはヘッドスピードを上げるための練習クラブにはなりません。
もうひとつは、ダウンスイングでタメ(手首のコック)を正しくキープすることです。
野球のバットに比べて、5番アイアンの方が細いので、タメがより使えます
軽く振って見えるのにヘッドスピードが速い人の場合、ダウンスイングでタメ(手首のコック)を効果的に作り、
インパクトゾーンでタメ(手首のコック)をタイミング良くリリース(解放)しています。
ダウンでタメを作り、スイング慣性モーメントを小さくすることがヘッドスピードを上げることにつながるのです。
動画ではボールを打ったら全力でクラブを振り戻してティーを打つドリルを紹介していますので、ヘッドスピードを上げたい場合はぜひやってみてください。
技術的には2つのことが求められます。ひとつはダウンスイングでタメ(手首のコック)を正しく作ること。ダウンスイング直後にタメがほどけてしまうと、インパクトゾーンで効率良くヘッドを走らせることはできません。シャフトのしなりも上手く使えないので、ヘッドスピードを上げることは難しくなります。逆に、軽く振って見えるのにヘッドスピードが速い人の場合、ダウンスイングでタメ(手首のコック)を効果的に作り、インパクトゾーンでタメ(手首のコック)をタイミング良くリリース(解放)しています。ダウンでタメを作り、スイング慣性モーメントを小さくすることがヘッドスピードを上げることにつながるのです。
もうひとつはスイングスピードを上げることです。スイングスピードは身体の回転速度、腕の振りによって構成されますが、この2つのスピードを上げることができると(筋速度を上げると)、ヘッドスピードが上がってきます。野球選手は平気で50m/s以上のヘッドスピードを出してきますが、彼らはスイングスピード(筋速度)が並外れて速いからヘッドスピードが並外れて出ているのです。
マーク金井の場合、ダウンスイングのタメ(手首のコック)はそれなりに出来ています。スイング慣性モーメントは大きくありません。なので、ヘッドスピードアップにはスイングスピードを今よりも速くすることが求められます。
では、どんな練習をすればスイングスピードを上げられるのか?
ヒントは自転車の下り坂のトレーニングです。自転車は平坦な道よりも下り坂の方がスピードが出ます。負荷が少ないからですが、スピードが出るということはペダルを漕ぐ回転速度(筋速度)も上がります。対して、上り坂は平坦な道よりもスピードは出ません。負荷が強いからですが、スピードが出ないということはペダルを漕ぐ回転速度(筋速度)は上がりません。
上り坂の高負荷トレーニングと下り坂の低負荷トレーニング
負荷が強い方が筋力アップができどうですし、筋力アップすればそれにともなってスイングスピード(筋速度)も速くなりそうな感じがします。しかしスイングスピードを上げるために必要なのは下り坂の低負荷トレーニングの方なのです。負荷が少ない方がペダルを漕ぐ回転速度が上がりますが、これがスピードアップトレーニングとして効果があるのです。
ゴルフもしかり。野球のバットや空気抵抗が強い道具を使ってトレーニングすると筋力アップできますが、クラブを振るスピード(筋速度)は普段よりも遅くなります。言い換えると、この手の練習は自転車で上り坂を上るようなものです。対して、非常に軽いクラブを使って素振りすることは、自転車で下り坂を素早く駆け下りるようなもの。普段よりも軽いクラブを使うと身体にかかる負荷が減ります。結果、普段よりもスイングスピード(筋速度)を上げやすくなるのです。軽いクラブを使って思い切り振る練習をすれば、負荷が減っている分だけスイングスピード(筋速度)が上がり、それに比例してヘッドスピードも上がってくるのです。
では、軽いクラブさえ使えば誰でもヘッドスピードが上がるのか?
軽いクラブでヘッドスピードを上げるためには次の2つのことが求められます。
軽くても手打ちにならないこと。重いクラブを振った時のように身体をしっかり使ってテークバックし、身体をしっかり使ってフィニッシュまで振り切ること。まず、これがちゃんと出来ていないと、軽いクラブはヘッドスピードを上げるための練習クラブにはなりません。
もうひとつは、ダウンスイングでタメ(手首のコック)を正しくキープすることです。正直言ってこれは簡単なことではありませんが、これも正しくできていないとヘッドスピードを上げるための効果的な練習にはならないのです。
軽いクラブは手先でも楽に振れてしまいますが、手先でクラブを振り回すとスイングスピード(筋速度)は上がりません。下半身、体幹、肩胛骨といった身体の大きな筋肉を使って、軽いクラブをフルパワーで素早く振り切る。これが、ヘッドスピードを上げる基本であり、極意的な練習です
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