パワー・マネージメントの秘訣
ボビィ・クランペットは、全英オープン二日目を終えて五打差でトップに立ち、若干22歳で優勝か?と世界を驚かせたゴルファー(三日目で崩れ、結果は10位タイ)。@
「バックスウィングのトップに達した時、全てのプロは、ダウンスウィングへの全てのエネルギーを、遠心力がほどくまで出来る限り長く取っておこうとする。@
アマチュアがトップに達した時、彼らは左手首のコックを解き始めてしまう。これは破壊的行動である。@
次に彼らはボールをカットするようにしつつ、リヴァース・ピヴォットの体勢をする。
ダウンスウィングの開始における時期尚早なパワーの放出である。@
あなたがやれることが二つある。
一つは、ボールはスウィングの通り道に存在するに過ぎないという感覚を抱くことだ。@
ゴルフは、スウィングに焦点を当てるべきゲームである。
ボールはスウィングの軌道上に転がっているだけで、それがどこへ向かって飛んで行くかは、あなたのスウィングがどっちを向いているかという結果に過ぎない。@
第二に、ダウンスウィングの開始を足、膝、腰で行おうと努力することだ。
ダウンスウィングの開始で最後に動くものは両手である。
両手がダウンスウィングの開始で最後に動けば、蓄積されたエネルギーは長く保たれる。@
下半身でダウンスウィングを始めることが、インパクトで遠心力によってエネルギーが放出されるまでの連鎖反応を、お膳立てするのである。
言葉を替えれば、バックスウィングで抵抗が確立される。
バックスウィングが開始されるに当たって、両手は後方に留まり、両足が踏ん張り、膝と腰が回転を始めようとし、肩が動き始め、それに両手が追随する。これがパワーの蓄積と、いつどこでそれを放出するかを管理する方法である。@
私に神が恵んでくれたゴルフに関する能力の一つは、以上のことを遂行出来ることだ。
私の体は大きくない。私の現在の体重は75キロだが、プロ生活のほとんどを61キロで過ごした。しかし、それでも私のツァーにおけるドライヴァーの飛距離は20位以内に入っていた。@
その理由は、ダウンスウィングにおいてパワーを溜めておける能力があったからである」
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