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【ゴルフの裏ワザ】フライヤー コントロール

ラフにボールが入った場合の状況の一つに“フライヤー・ライ”というのがあります。(フライヤー)と云われるのは、「高く上がってよく飛ぶ」からです。フライヤー・ライはフェアウェイとラフの間の(ファーストカット)と呼ばれる、フェアウェイほど短く刈られてはいないが、ラフほどは長くないという地帯のライのことです。



(マイク・マゲトリック)によるフライヤー・ライの対応法です。



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「ボールをいかにクリーンにクラブフェースで捉えられるかは、ライが決め手である。ゴルフというのは往々にしてミリメートルのゲームであり、インパクトの瞬間にボールとクラブフェースの間に挟まった数本の草が、ショットの結果に劇的な違いをもたらす。



あなたのボールが、ファーストカットの芝の上に完璧にちょこんと座っているのを見て幸運に感謝し、浮き浮きと10ヤード向こうのグリーンめがけて航空便を送ろうとしたことがあるなら、あなたはフライヤー・ライを経験済みである。



フライヤー・ライを一瞥すると、それはギリシア神話の(セイレーン)の歌声のようにあなたを魅了し、誘惑する。だが、ラフの上に鎮座ましましているボールを見たら、知将オデッセウス)のように警戒心を働かすべきである。

朝露が乾いていない早朝や、夕立の後などもフライヤーになり易い。



なぜわれわれが“フライヤー”と呼ぶかというと、草あるいは水分がボールとクラブフェースの間に挟まってスピンを減らすからだ。



あなたが通常7番アイアンで150ヤード飛ばすとすると、フライヤーでは160ヤード、場合に寄っては170ヤードも飛んでしまう。



フライヤー・ライからのショットで私の生徒に教えていることは、普通のショットに次のような変更を加えよということだ。



1) 1クラブ短いものを選ぶ。

2) 1インチ(約2.5センチ)短く持つ。【スウィング弧の最低点を上昇させ、払うようなスウィングが出来る】

3) 肩幅ぐらいに広めのスタンスを取る。【浅めのフォワード・スウィングが出来る】

4) ボール位置は、左足踵の前方。

5) テンポに集中し、インパクトにかけて水平を保つことに心掛ける。







【重要】《フライヤー・ライではボールを払うように打つ》ことが鍵である。



もし、ボールがフライヤー・ライで沈んでいたら、上と同じ手法を用いるが、以下の点を変更する。

4) ボール位置はスタンス中央。ダウンブローで急角度に打つため】

5) 3/4スウィングをする。

ボールは、通常より低く出て、着地してからかなり転がることに注意



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