スキップしてメイン コンテンツに移動

【ゴルフの裏ワザ】70台のシングルゴルファー達のコース戦略

70台のシングルゴルファー達のコース戦略



ゴルフはミスのゲームと言われる様に、成功を重ねるゲームではなくミスを減らすゲームです。

とりわけスコアに直結するコースマネジメントは多くのゴルファーの重要課題です。@





コースマネジメントと言うと上級者のものと思いがちですが、マネジメントによって、スコアを縮める事も出来るので、スコアがなかなか縮まらない初心者やアベレージゴルファーも、マネジメントを知る必要があると言えます。



まずコースマネジメントを考える上で重要なのが、自分を知ると言う事です。

70台で回るシングルゴルファーの多くは自分の距離や曲がる方向、出来る事、出来ない事をよく知っていて、

そのホールやコンディションに合わせてコース戦略を立てているので、ミスを最小限に抑え、ミスをしたとしてもパーを積み重ねる事が出来るのです。

無茶や無理をしない用心深さを持っています



70台のシングルゴルファーのティーショットマネジメント@



例えば、フェアウエイ左220ヤード地点に池のあるホールで、ドライバーの平均飛距離がキャリー220ヤード、ランを合わせると合計230ヤードで持ち球がドローボールのプレーヤーが、ティショットにドライバーを使用した場合、ナイスショットした場合に池に入る可能性が高くなります。@



逆に持ち球がフェードボールのプレーヤーはナイスショットしても、池に入る可能性はすくない。@



その場合、持ち球がドローボールのプレーヤーは池まで届かないクラブを選択するのが最良です

ただ、この場合でも自分の技量を考え必ず成功する方法を選択しています。@



70台シングルゴルファーは行かせたくない方向に、行かないアドレスをとり、行かないクラブでショットします。



ティーショットでのマネジメントは徹底してミスの確率を減らすわけです。



70台のシングルゴルファーのコースマネジメント



ティショットと同じようにグリーンを捉えるショットについても、

70台のシングルゴルファー達は、ミスの確率や次の一打の事を考えてターゲットを決めてショットしています。



どんな上級者でも必ずグリーンを捉えられる訳ではありませんから、もし外した時に次の一打が有利になるようにターゲットを設定しています。



グリーンを外すならバンカーよりもラフ、ラフよりも花道、下りよりも上り、など自身の技量や状況を考えて、やさしい確実なショットを選択しています。



年配のシングルゴルファーさんと一緒にラウンドすると、セカンドショットでグリーンを外しアプローチでワンピン以内に寄せて、2メートル以内のパットを難なく入れてパーと言うのをよく目にします。@



当然アプローチの技術もそうですが、外して良い所に外しているから出来るのです。



パターについても同じです。@



ファーストパットを打つ時に入れたいと思う気持ちは当然ですが、上級者ほど外した時の保険をかけてパットをしています。



外した時に上りが残るように、得意なラインが残るようになどです。@



ゴルフはミスのゲームなので、ミスしても大怪我しないようにリスクマネジメントしながらプレーしています。@



テレビ中継を見るのもマネジメント力UPに効果的!



ゴルフの中継を見ていると林の中や隣のホールから林を越えて、ナイスオンと言う場面を目にします。



その反面、こんなところから刻むの、これなら狙えるはずなのに、など現場に居ない素人からはもっと強気なマネジメントが出来るのではないか?と言う場面もよくあります。@



アマチュアゴルファー、とくにアベレージゴルファーが参考にするべきは、ピンチからのスーパーショットではなく、出来そうだけどやらないマネジメントです。



コンペなどで色々なレベルのゴルファーとラウンドする機会がありますが、ティーショットを曲げて林に入りミスを取り戻すためにアベレージゴルファーほど、ピンチの場面でスーパーショットをして、ミスを取り戻すマネジメントをするプレーヤーを見かけますが、大抵の場合は一度では林から脱出できず大叩きしてしまいます。



逆に70台のシングルゴルファーは林に入れるなどのミスをした場合、ミスを受け入れ冷静にフェアウェイに出すだけでスーパーショットは試しません。@



ゴルフ中継を見ながらチャンスやピンチの際に自分だったらどのようなマネジメントをするか、イメージするのもスコアアップにつながります。



シングルゴルファーと一緒にラウンドするチャンスがあれば



70台のシングルゴルファー達は簡単にティーショットを打ち、ライを確認してセカンドを打ち、ラインとタッチを確認したらパターを打つ、例えティーショットやセカンドでミスをしても決して無理をしません。@



マネジメントにおいても圧倒的な飛距離を持つゴルファーと飛距離が平均的なゴルファー、持ち球の違うゴルファーでは、それぞれ違いがあります。



そして、80台、90台のゴルファーとの違いはグリーン周りでのアプローチショットの引出しの多さと、自分の持ち球を確立している事です。@



持ち球を常に意識してショットのイメージを固めています。



シングルゴルファーと一緒にラウンドしてみたら、いとも簡単にゴルフをしているように見えるのは、場面ごとのショットのイメージと判断を限られた時間やっているからです。@



シングルゴルファーとラウンドする事が出来れば、ゴルフの考え方が変わってくるかも知れません。



クラブ競技の月例会などでは、シングルゴルファーとラウンド出来るチャンスがあります。



競技中にアドバイスを受けることはできませんが、競技をきっかけに、練習ラウンドをするようになった人は沢山いますので積極的に競技に参加してみるといいと思います。@





マネジメントを考えると自分のゴルフの課題が見えてきます。



OBが多い人はドライバーの方向性もしくは、それに代わるフェアウエイウッドやアイアンでのティーショットの練習。@



セカンドでグリーンを外してボギーになる事の多い人はアイアンショットの精度を上げる為の練習や、グリーンを外してもパーを拾うためにグリーン周りのアプローチ練習。



3パットでボギー、ショートパットを外してボギーなどパターに問題のある人はパターマットやパッティンググリーンでの練習など、マネジメントを考えてゴルフをすると自分の課題がハッキリと見えてきます@



また、通常のラウンドでは同じクラブを続けて使うことはないので一球ごとにクラブを替えて打つ、同じクラブでもターゲットを替えて打つなど実際のラウンドに近づけて練習する事をオススメします。@



70台のシングルゴルファー達の練習を観察していると大半の時間をアプローチ練習に使っています。



70台で回る為にはセカンドショットを外してもパーを拾うためのアプローチが重要なことを知っているからです。@



70台にスーパーショットは必要ありません



70台のシングルゴルファーが、ラウンド中に80台のゴルファーと各段に違うゴルフやプロゴルファーのようなスーパーショットを連発しているわけではありません。@



スイングに関しても、すべてのシングルゴルファーが、雑誌などにあるお手本のようなスイングをしている訳ではありません。



むしろ個性的なスイングのゴルファーが多い様に思います。@



でも、彼らに共通していることはスイングの再現性の高さと、共通したスイングテンポ、自身の技量に合わせたコースマネジメント、各ショット時のメンタルコントロールなど自身のマネジメントです。



確かに正しいスイングやきれいなスイングは70台を目指すには必要だと思いますが、もしかしたら80台のゴルファーが一つの壁を破り70台の安定したスコアを出す為には、ゴルフの技量を上げる事ももちろん重要ですが、今までとは違うコースマネジメントや、もう一段上のメンタルコントロールが最大のカギになるのかも知れません。



コメント

このブログの人気の投稿

【ゴルフの裏ワザ】力まないで飛ばすプロの技

米誌 Golf Magazine 「300ヤードを超えるティー・ショットを放つツァー・プロたちは、全力で打ったりしない。そんなことをするとタイミングとリズムを壊し、ミスに繋がるからだ。彼らのエフォートレスに見えるパワーを生むには、次の三つの鍵を試されたい。 1) バックスウィングは《腕の動きを少なく、肩の動きを多く》 広く安定した下半身で、腰を動かさずにクラブヘッドを地面近く低くゆっくり、肩の回転で後方に引く。クラブヘッドが広い弧で引かれる際、右脚内側にプレッシャーを感じるように。トップへと向かいながら、腕ではなく肩の大きな回転をするように努め、手は出来る限り頭から遠ざけるよう伸ばす。 2) ダウンスウィングは《引き締めた腹部を軸に逆転》 ダウンスウィングでは背骨の角度を維持しつつ、背骨の周りで身体を逆転させる。背骨の角度を維持するには、安定した身体の中核を維持することだ。スウィングの前に腹部を引き締め、スウィングの間終始それを意識し続けるように。それが身体の中核を活発にさせ、腕を自由にスウィングさせつつ身体の逆転を自然なものにする。 腹部を引き締めることは、あなたの身体をスリムに見せるだけでなく、遠くに飛ばす役にも立つ。緊張した腹部の筋肉を維持すれば、インパクトへと身体の中核を安定させ、クラブヘッド・スピードを増す。 下腹部の丹田、そう腹筋を使ってクラブを振る感覚をつかもう、 連続素振り”です。クラブを続けて5回から、できれば10回くらい。いつも通りのスタンスで構え、トップもフォローもフルスイングの半分くらいの振り幅で連続で振ります。 結構きついはず。おなかと背中に力を入れないと、切り返しのときにクラブが戻ってこない。いい力の入れ方をして速く振ることができれば、スイングプレーンが安定してきます。 そしてヘッドスピードが上がり、飛びます 3) フィニッシュは《伸ばした左脚の上でフォロースルー》 スウィングの完結時、ほぼ全ての体重は左脚の上にあるべきで、その左脚は真っ直ぐ伸びていること。顔はターゲットを向く。これら全ては、あなたが背骨を中心に充分に回転したことの証しである。最も重要なのは、完全なバランス感覚を抱くことだ。ボールが地面に落下するまでフィニッシュ体勢を保てるなら、これ以上エフォートレスに見え...

【ゴルフの裏ワザ】懸垂で飛距離を伸ばす

定年後のゴルファーが 坂田信弘プロの「飛距離を伸ばすには(さかて)懸垂を続ける」を実践 結果は、懸垂を始める前のヘッドスピードは41m/秒「ヘッドスピード・テスター」で計測)でしたが、9ヶ月後の現在は軽く振って45m/秒、目一杯振ると48m/秒で、自分自身も、びっくりするほどです。 コースで自分より10歳以上年下の人をオーバー・ドライブするのは大変な快感です。@ ヘッドスピードが増すと、アイアンを目一杯振る必要がなくなり、80%ぐらいのパワーでコントロール・ショットを打つことが可能になります。 OBは激減し、パーオン率が上がります。いいことづくめです。懸垂をお薦めするゆえんです。 皆さんの近くの公園に鉄棒があれば楽勝ですし、ぶら下がり健康器も利用出来ます。 懸垂には「順手」(手の甲が顔にむく)のと、「逆手」(掌が顔にむく)のと、二つの方法があります。 順手は背筋(腕をうしろに引きつける筋肉)に効き、逆手は上腕二頭筋(力こぶを作る筋肉)に効くそうです。 両方やれば理想的でしょうが、私は「逆手懸垂」に絞ってみました。 懸垂を始める時はなかなか辛いものがあります。踏み台などを使って楽にぶら下がるのがいいかも知れません。 腕を縮めて鉄棒の上に首を出します。最初は一回か二回がやっとという人でも、心配ありません。 次第に回数を増やせるようになります。現在、10回を1セットとし、一日に2~3セット実行しています。 連日逆手懸垂をやっていたのですが、「筋肉の鍛錬には、筋肉組織を安定させるために1~2日の休みが必要とされている」という、文献の存在を教えられました。 本音を言うと毎日懸垂をすることが重荷になって来ていたところですので、間を空けた方がよいということなら、これで又継続、出来そうです。 なお、上半身だけ鍛えても下半身が貧弱では、鍛え上げた上半身を活かすことは不可能だと思い、往復20分の勤務先まで自転車通勤しています。 逆手懸垂を実行すれば年齢・性別に関係なくドライバーの飛距離を伸ばすことが出来ます。是非チャレンジしてみて下さい。半年後の飛ばし屋の自分を想像するのは楽しいものです。

【ゴルフの裏ワザ】レイドオフとシャフトクロス

レイドオフは、ゴルフスイングを飛球線後方から見た際、クラブヘッドが背中の後ろに上がるトップの形です 逆に、トップで背中の方にクラブヘッドが上がらず、頭よりも前方に上がればシャフトクロス、 日本の一般的なゴルフレッスンでは、レイドオフか自分ではわかりずらいですが、シャフトと飛球方向に平行が理想的な形で、シャフトクロスは良くないとされています。 シャフトクロスは「オーバースイング」だと言われて、大抵が矯正されます。 シャフトクロスだと、ダウンスイングでアウトサイドインになりやすく、スライス傾向なら、シャフトクロスしていると増々スライスが止まらなくなる可能性があるので、レッスンで矯正の対象になる訳です。 しかしシンプルなゴルフを目指すなら、極端にならなければレイドオフよりも、シャフトクロス気味の方が、アマには向いています レイドオフのデメリットは、必ずアームローテーションが必要になる事です。 レイドオフのように背中の後ろでトップを作るには、必ず両腕の前腕を時計回りに捻る必要があります。 腕を回転させずにクラブを上げようとすれば、クラブヘッドはシャフトクロスの位置か、せいぜい頭のちょっと後ろくらいの位置が限界です。 つまり、レイドオフとシャフトクロスの違いは、見た目だけではなく、前腕の回転=アームローテーションが必要かどうか、という事が大きな差なのです。 レイドオフは、スイングプレーンがフラットに近くなるので、インサイドからクラブを振りやすい(=ドローを打ちやすい)、酷いダフリが起きにくい、というメリットがあります。 一方でシャフトクロスはスイングプレーンがアップライトになるので、位置エネルギーが増して飛距離が伸ばしやすい、 そして、アームローテーションが不要なので、方向性がよくなります。 アマはアームローテーションをしない方が良い ツアーのトッププロでは、レイドオフ派とシャフトクロス派の違いが、はっきり分かれています。 リッキー・ファウラーやセルヒオ・ガルシアなどが、レイドオフで活躍するプロの代表格です。 一方でバッバ・ワトソンや渡邉彩香プロは肘が大きく空いてグリップが頭上に来るシャフトクロスのトップです アームローテーションの必要性は、プロの間でも賛否両論がある訳ですが、一つだけ確実な...