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【ゴルフの裏ワザ】中古クラブ 買い替え時の注意点

中古クラブ 買い替え時の注意点@





アイアンとドライバーは別々に買い換える方が多いと思いますが、買い換えたら、新しいアイアンが使い易いのに、今まで使っていたドライバーが上手く打てなくなった、飛ばない…といった経験は無いでしょうか?@

これは決して錯覚などではなく、アイアンとドライバーのマッチングに問題がある場合が多いのです。その中でも注目して欲しいのが以下のような二つの点です。

1. 重心距離



重心距離とは、シャフトの中心線とクラブの重心との距離のことを言います。



一般に重心距離が長くなるとヘッドのターンが遅くなり、スライスし易くなります。

又、プロのようにヘッドスピードが速くヘッドのターンを素早くすることで球筋をコントロールする場合には、この長い重心距離が邪魔になります。



事実、プロの中のハードヒッターはマッスルバックの重心距離の短いヘッドを好んで使っています。

一般アイアンより強振するドライバーは、アイアンより重心距離を短くしておいた方が違和感無く使えます。



アイアンの重心距離は30~40mm以上とかなり差があります。

40mm以上の物はさすがにヘッドも大型ですから、見た目で重心距離が長いことが想像できますが、30~40mmの間はヘッドの形状ではほとんどわかりません。@





アイアンを買い換える場合、ヘッドスピード40~43m/s前後のアマの場合、アイアンの重心距離は38~40mm位が良いと言われています。@



スライスが多いヘッドスピードの遅いゴルファーには重心距離が短いほど良いと思われがちですが、重心距離が短いと軌道が安定しにくいという弊害が出てきます。



ですから重心距離を長くして打ち易くした分、スライスの防止策としてグースネックにするといった処理がなされます。@

キャロウェイのビッグバーサ(重心距離=44mm)などが典型的な例です。

アイアンを買い換える前に、ご自身の球筋とヘッドスピードを考えて購入されることが大切です。@



ドライバーはアイアンより重心距離が短いのが基本ですので、現在のドライバーの重心距離を基準にご自身の球筋を分析してみてください。

テーラーメイドの最近のシリーズはほとんど38mm以上で、40mm以上のものも少なくありません。@

反面キャロウェイは34~37mmと短めになっています。

二つのタイプを試打してみてご自身に合ったタイプを理解されてからクラブを選ばれると良いと思います。

ただ長めのテーラーメイドのタイプを選んだ場合は、アイアンをプロタイプのマッスルバック(重心距離が短い)などを選択するとアイアンがただ難しいという理由だけでなく、上手く打てないという問題が生じます。

2. 重量差@



ドライバーと6番アイアンの重量差は70g前後がベストといわれています。

最近の日本人向けのクラブは、44.75~45インチで290~310gと少々軽めの設定が増えています。@



軽いクラブはヘッドスピードが増すメリットがありますが、そうなるとアイアンはどんなに重くても390g以下ということになります。

この理論で行くとほとんどの人は軽量スチールでも重過ぎる事になります。



一部では、クラブは振り切れる範囲で出来るだけ重いクラブが良いとされています。

ドライバーを買い換える人は安易に最新の軽いクラブにせずにヘッドスピードを測定して、その範囲で一番重いクラブを選択された方がベストです。@



因みにヘッドスピード40m/sの方で45インチ300±5gだそうです。

アイアンを買い換える方はヘッドスピード43m/s以上無い方はカーボンの方が無難です。

プレシジョン・スーパーライトのシャフトやNSプロ850などで80g台の軽量スチールシャフトが最近は増えていますが、特性的にはカーボンに近づいており、スチール独特のしなり感を求める事はできないようです。@



以上のことは一般アマに当てはまることです。

プロには、アイアンは典型的なプロモデル(当たり前ですが)、ドライバーは重心距離に限っては40mmを優に超えるものを使っているプロが多くいます。



アーニー・エルスやガルシアなどです。

これらのプロは多くの練習量と長年培ってきた感覚でドライバーとアイアンを打ち分けているのです。

そのプロもシニアになってきますと上記の条件に合ったクラブ選択をする人が増えてきます。@



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