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松山がブリヂストン招待で使用した新しいパターは、テーラーメイドの「TPコレクション」シリーズのひとつ、オーソドックスなマレット形状の“ミューレン”だ。
市販品にはショートスラントネックが付いているが、松山が使用したのはネックが存在しないベントネックのプロトタイプ。
ネックがないことにより、“松山プロト”は水平にバランスをとったときにフェース面が上を向くフェースバランスになっている。
フェースバランスは大型マレットパターに多いから、形状はオーソドックスながら、直進性の高い鈍感なパターと言えそう。
このパターをデザインしたテーラーメイドのビル・プライス氏は、「TPコレクションはシェープ(形状)ファースト。
あくまで伝統的なシェープを重視している。
スパイダーのような、テクノロジーファーストのパターとは対極的だ」ということ。
だからと言ってテクノロジーが使われていないわけではなく、フェース面上にはボールに順回転を与える“ピュアロールインサート”が配置されているため、転がりはいい。
「そもそも松山選手は、パターを真っすぐ動かして、ヘッド軌道が最下点をすぎた後、ややアッパー気味にインパクトする選手なので、マレット型が合っています。
ネックがなくてフェースバランスになっているのなら、なおさらストロークに合ったパターを選んだと言えそうです」
ややアッパー気味にインパクトをしたい人には重心位置の低いマレット型、ややダウンブロー気味にボールをヒットしたい人には重心位置が高いピン型のパターを選んだほうが、それぞれ転がりが良くなるという。
松山は実戦で、パター全体を浮かして、ショルダーの回転でアッパー気味に打っていますね
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