単純計算ですが、全ホールをボギーで上がればスコアは90。 そのうちひとつでもパーを取れれば89、AクラスとBクラスとの境目ですね 90の壁を越えるのに必要なのは〝ボギー力〞で、それにはグリーン周りから確実に3打で上がることだ。 「アプローチはそこそこの場所に乗せて、そこから2パットでOK。 大事なのは1回で乗せること 「だったら、転がしたほうが断然やさしい。打ち方は同じにして、エッジまでの距離で番手を変えるだけ。ソールを滑らせて払い打てば、少しぐらいダフってもミスになりません。ミエを捨てて、この打ち方に徹したら、90の壁どころか、80の壁もクリアできちゃいます 転がし寄せを成功させる3ポイント 【ポイント①】エッジまでの距離で使う番手を決める ボールを落とす場所はエッジから1~2ヤード先のグリーン上にする。 「ボールからエッジまでの距離と落ちてから転がる距離を計算して、最適な番手を選びます。 落とし場所が決まっているから、番手選びも楽勝です。 SWは緊急時用。AWまででほとんどの状況に対応できます」 SWは難しいクラブです、ランを出すのが簡単ではないから、何も無難しいクラブを選択する必要はありません 同じ30ヤードでも、ピンがカラーから5ヤードならSW,ピンがカラーから20ヤードならPWか9番アイアン 【ポイント②】バウンスを使ってソールを滑らせる ボール位置は、どの番手で打つときも両足の真ん中。ヘッドを上から入れず、横から払い打つ。 「こうするとバウンスを使って、ソールを滑らせることができます。少しくらいダフっても、ミスがミスにならないから安心です」 クラブ選びも大切で、三角形ソールやラウンドで幅広ソールなら安心感があります 【ポイント③】体のリードできちっと振る 振り幅の小さいアプローチは、手先でクラブを操作しやすくなり、インパクトが不安定になりやすいから、脇をしめて手打ちを防ぐことが重要です。 「しっかり体でリードして打つことで、スウィング軌道も安定するし、距離も合わせやすくなるんです」 手を使うとどうしても強めに入って、柔らかく打てません ピンまで30ヤード! 番手ごとの振り幅の目安 7I…エッジのすぐ近くからは7Iを使用。カラー部分だけ越して、あとはずっ...